味作りは、図形を描くことから入る

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上の奇妙な形の図、実はこれ、私の頭の中にある「味の図形」です。

何か味を作ろうとするときには、これらの図形を頭の中で組み立てながら、味のイメージを作るのです。

たとえば、甘みと酸味が同居していて、しかも舌触りが滑らかなプリンを作ろうとしたら・・・

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こんな図が浮かんでくるのです。

「旨みは感じられるけど、化学調味料のツンツンした味わい」を表現するなら、こんな感じ。

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つまり、「味つくりは、味そのもののイメージを、形のある図形に置き換えると、やり易くなる」ということなのです。

お分かりいただけるでしょうか・・・。

やがちゃんキムチのさまざまの味わいには、こうして、すべて「形」があるのです。

文字通り、「美味の設計図」を書く作業をするわけです。

この作業、本当に楽しいですよ。ぜひ、やってみてください!

 

 

白菜の価格が(一時的に?)下がったので・・・

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白菜の異常高値が続く今年です。

4玉入り12キロの箱が、2000円を下ることが珍しくなりました。つまり、白菜一玉500円以上です。
ひどいときには、1000円を超えます。

原因の大半は「異常気象」ですが、業者である私たちの感覚では、価格決定のメカニズムに不透明な部分が多く、しかもその不透明さが増しているような実感があります。
実際、誰がどうやって決めているのでしょうか?

それはともかく、今一時的に、一玉300円程度まで下がっています。

またいつ上がりだすか、わかりません。

 

そこで、今のうちに、「白菜キムチ頂 30%増量キャンペーン」を行うこととしました。

9月の月末までの緊急措置です。

この期間内に「白菜キムチ頂(いただき)」をご注文の分は、3割増量してお作りしてお届けします。

1キロなら1300g、2キロなら2600g、400gなら520g、ということになります。

ページ内に「増量ボタン」がありますので、それを押してから、通常とおりお買い物をしてください。

配送は、先日付予約も可能です。

どうぞこの機会に!

こちらからどうぞ。

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この上のボタンを押すと、商品ページの頂が全品30%増量となります!(9月27日~30日)

常にノーサイド

ラグビーワールドカップが佳境ですね。ジャパンチームの活躍がすばらしいです。

 

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ジャパンは、アジアのラグビーの雄ですね。過去すべてのワールドカップのアジア代表は日本だけです。韓国がその牙城に挑んでいますが、まだ日本には及びません。それでも、日韓戦になると、お互いに燃えるそうです。

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ところで、いわゆる「嫌韓ブーム」が起きてから、もうかなりが立ちます。

新大久保あたりで始まった「ヘイトスピーチ」は下火になっているようですが、密集していた韓国関連のお店はかなり減ってしまったようですね。

わたしどもの商売にも、少なからず影響は広がっており、キムチ業界は今、風前の灯かもしれないです。

こうした動きには、やがちゃんキムチは実は無縁であって、おかげさまで年々ご注文の量は増えております。まことにありがたいことです。
ですが、親しく付き合っていた韓国関連の業者さんが廃業したりするのを聞いて、複雑な思いを抱くのもまた、事実です。

声を大にして言いたいこと。

●こうした嫌な風潮の原因は、どの国の善意の市民にも、全くありません!●

必要以上の言辞を投げる方々は、みな、「外側」から言っているだけなのです。政治的な思惑や、それに乗ってしまった方々で、「内側」でつつましい生活を送っている善意の庶民には、何の罪もありません。

お客様に、健康的でおいしい食生活を送っていただきたい。

やがちゃんキムチの信念はそこからだけ発します。

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国籍や政治のことは、マイナスの意味で考えないし、利用しません。それは全く関係のないことです。

常に、「ノーサイド」。 いつも公平に物事を考えたいです。

美味も幸せも、すべては平和があってこそ

今日はキムチの話題からは離れます。

 

 

 

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昨日の休日、天気も良かったので、「手賀沼公園」にひさしぶりに行って散歩しました。

のんびりとくつろぐ家族連れや、沼に棲みついた白鳥、鮮やかに咲いた彼岸花などを見ながら、ゆっくりとした時間がすごせました。

公園の隅に、見慣れないモニュメントが建っていました。

「平和の灯火」というのだそうです。

その横には、原爆を落とされた広島の市役所の敷石と壁もありました。

 

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この灯火は、平和を祈念する12の宗教団体が中心となって、全国各地に広げているものだそうです。この公園に灯されたのは、先月のこと。

もともとの火は、原爆投下の日に生まれた女性たちが、1964年、つまり前回の東京オリンピックの日に、広島の地で灯したそうです。

以来50年。ようやくこの、千葉の我孫子の地にも灯りました。

この前の日には、深夜の国会で、新しい安保法制が成立しました。国会の外では、若者たちの戦争反対の叫びがこだましていたようです。

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50年間燃え続けているこの「平和の灯火」は、そして、原爆を受けた市役所の壁は、それをどう受け止めていたでしょうか。

いろいろな議論があるのは当然ですが、ただひとつ確実にいえること。

それは、日本は二度と戦争を引き起こしてはならないということです。絶対にです。

私が毎日勤しむ「美味」の仕事も、公園でくつろぐ親子の幸せな生活も、うちのキムチを召し上がってくださるすべてのお客様のお仕事も家庭も、平和な日本であるからできることなのです。

二度と、二度と同じ過ちをしないように。

切に願うばかりです。

 

大量生産品にできないことを、やがちゃんキムチはやっていきます

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 ホールタトリタンを自ら食べて感じたこと

今、この「ホールタトリタン」が、非常に好評です。

作り手は私ですから、もう自分でも何十回も試食を繰り返していますが、本日は、純粋に「夕食」として食べました。

ジャガイモを別途茹でて加えて、「カムジャタン」風にして食べました。

よく味のしみた鶏肉は、もちろんおいしい。

何より、この濃厚なスープが、壮絶に旨い。辛い。辛いですが、小学生さんでも、高学年でしたら問題なく食べられる程度です。

鶏肉が減ってきたら、うどんを入れて食べました。最高でした。

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 素性が確かなら、後から何を加えても、素性は崩れない

美味しさの根源は、「一滴も水や添加物を加えない、食材の美味しさの純粋な集約である」ところにあります。鶏一羽丸ごとの旨みと、やがちゃん伝統の「無添加ヤンニョムジャン」の凄みのある辛味と旨みが醸し出す、壮絶な味わいです。

表現を変えれば、「どうやっても、味が割れない美味しさ」なのです。

このホールタトリタンのスープは、それ自体の本質があまりに純粋なため、「できた後に薄めても、味がまったく崩れない」のです。ですから、たとえばジャガイモを茹でた茹で汁を入れても、美味しさはまったく変わりません。素性が確かなものは、後からいろいろ調整しても、その質は落ちません。

インスタントラーメンに余計にお湯を入れて薄めると、美味しくなくなりますね。

それとは、まったく違うということです。

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大量生産品の悲しさ

この坦坦麺、本日午後のウォーキングの後に、あるお店で食べました。

すぐに出てきたのでビックリしましたが、食べてみてわかりました。
インスタントの「坦坦麺の素」のようなものを、お湯で溶いただけのものだと感じました。

味が完全に「割れていた」のです。

添加物を多用して大量生産するものの、これは宿命のようなものです。

深みがまるで無く、表層的な味わいに終始し、食後に残るのは、化学調味料のベタベタとした不快な味わいです。

ですから、お約束します

仮にやがちゃんキムチが大工場で大量生産されるようになったら、この坦坦麺と同じことが起きると思います。真実の美味しさというものは、作り手がその手で、係りきりになって、必死で全力でやり遂げてようやく出せるものだからです。

私自身、今の売り上げの3倍を越えたら、もう自分だけではできません。それは私の望むところではありません。

ですから、やがちゃんキムチは、今後もずっと私が作り続けます。

これがお客様へのお約束です。

 

あるご感想を頂きました

佐賀県のお客様で、H様というかたがいらっしゃいます。。もう、何度もリピートを頂いているお客様です。唐津で、有名な干物屋さんをなさっていらっしゃる方です。

今回も、8月末にホールタトリタンやサムゲタン、オイキムチなど、たくさんご注文を頂きました。
ですが、私(矢ケ崎)のミスで、オイキムチの個数を一つ少なく間違えて発送してしまいました。

電話でご連絡を頂き、あわてて再発送をしたのですが、その不足品の到着のご連絡メールをわざわざいただいただけでなく、ありがたいご感想まで頂いてしまいました。

ご了解の上、ご紹介させていただきます。

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矢ケ﨑 様
こんにちは。
オイキムチ頂きました。
早速のご対応、ありがとうございます。
昨日、ホールタトリタンとサムゲタンを頂きました。
教えていただいたように、
タトリタンに茹でたじゃがいもを入れていただきました。
すっごーくおいしかったです。(^o^)
子供たちも
「辛いけどおいしいね!」とハフハフしながら食べていました。
スープ美味しくて、締めにご飯を入れて一滴残らず間食しましたよ。
リピ間違えなしです!!
辛いのが苦手な子用にサムゲタンを注文したのですが
鳥がやわらかくおいしいのはもちろん
このサムゲタンのスープが素晴らしい!
濃厚だけどさっぱりでたまりませんでした。
サービスで頂いた醤油とジャンもおいしそうです。
今日届いた商品にも韓国のりが入ってました!
この韓国のり、子供が大好きで一人で食べてしまうんですよ。(笑)
いつもありがとうございます。

 

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このようなご感想こそ、私が一番うれしく思うものです。

また、励みを大いに感じました。 本当にありがたいです!

 

おまけは嬉しい! 大おまけセールスタートしました

秋の大おまけセール

 

 

やがちゃんキムチのお客様なら、ご存知です。

「やがちゃんキムチは、おまけをつけてくれるのよね」・・・と。

たまに忘れたり、おまけがなくなってしまったりすることもありますが、基本的には、ご注文以外に何がしかの「おまけ」を差し上げるようにしております。

私自身、「おまけ」が大好きなんです。

その昔は、「グリコのおまけ」というのもありました。

家の近くの駄菓子屋さんで、お店のおばちゃんが、「ほれ、これもって行きなさい!」と、キャラメル一粒をよくくれました。2個1円で売っていたバラのキャラメルです。つまり、1個50銭。

それをもらうとうれしくて、10円くらいで買った駄菓子より、その50銭のキャラメルを真っ先に食べるのでした。

近所にはもう一軒の駄菓子屋さんもあったのですが、そこのおじさんは意地悪で、「買いもしないのに触っちゃだめだ!」などと小言を言うので、ほとんど行きませんでした。

でもあるとき、そのおじさんのお店にある、5円くらいでチューチュー吸うゼリー菓子が食べたくて、思い切って行ったことがあります。そのゼリーには籤(クジ)がついていて、当たるともう一本吸えるのです。

1回目、当たりませんでした。決意して、もう一回5円を払って、吸いました。

それでも当たりません。

そうしたらその怖いおじさんが、「もう一回吸ってけ。ただでいいよ」と言ってくれたのです。

信じられずに突っ立っていると、

「お前の父ちゃんには世話になってる。さあ、早く吸って行け!」と畳み掛けてきました。

怖かったし、さらに父親のことを言われたので余計に緊張しましたが、言われるとおり、吸わせてもらいました。そしてたぶん、吸い終わって、逃げるように帰ってきたのだと思います。「ありがとう」もいわずに。

おまけは、本当は嬉しいものですよね。

やがちゃんキムチ恒例の、「秋の大おまけセール」、5日から14日までの10日間の開催です。

3000円お買い上げごとにひとつ、うれしいおまけキムチが選べます。

たっぷりおまけをゲットして、秋に美味しいやがちゃんキムチをご堪能ください!

こちらかどうぞ!

 

 

 

 

沖縄の美味しさ、美しさ

まずはソーキそば!

チラガー(豚の顔の皮) これ、おいしいんです!

テビチ(豚足)の揚げ物。あちこちで、揚げてあるのを見ました。皮がパリッとしていて、いい食感です。

マンゴーびっしりの巨大なかき氷。道の駅で一番人気でした。

椰子の実に、巨大ハンバーガー。椰子の実ジュースは、とても飲みきれません。

タワーハンバーガー。半分は食べられました。

巨大な冬瓜(とうがん) いたるところに売っていました。

美味しく美しく、優しい南の島

夏の終わりに、沖縄でいろいろ見てまいりました。本当に久しぶりだったのですが、沖縄の美しさ、美味しさにはやはり魅了されました。人の優しさにも、また。

日本の一部であり、すべて日本ではない沖縄。

美しい珊瑚の海。熱帯の森。

基地。戦闘機。

70年前の悲惨な事実と、それ以前の複雑な歴史。

自らは戦わない道を選び、常に笑顔で東西と向き合ってきた、南の小さな穏やかな国。

二度と戦火にまみれさせてはいけない、宝物の島です。