この道22年

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もともとキムチとは縁のなかった私ですが、様々ないきさつから、22年前にこの仕事を始めました。それ以前は、酒屋、ラーメン屋、おもちゃ屋、などの商売をやっていました。

全くの素人として始め、当初のわずかな期間は、韓国の方にお手伝いをいただきましたが、その後今まで、ほとんど「独学」でやってきました。
ですから、「業界の常識」とは、無縁の道を歩いてきました。
キムチでアミノ酸やたんぱく加水分解物までをの「無添加」を実現するというのは、業界内では殆ど類例を見ません。

僅かな例としては

 

●単純に、それらを入れないだけ

これは、ただ「まずい」キムチとなるだけです

 

●天然系のエキス類(しいたけ、昆布等)を加える例

これも、ただそのエキスの味がするだけ、という結果に終わります

 

というようなものがあるだけです。

 

やがちゃんキムチの製造工程は、そのような単純なものではありません。

かつて好意で、他の同業者さんにお教えしようと思ったことが何回かありましたが、いずれの時も、あまりに煩雑複雑で手間のかかる作業であることに驚かれ、途中で帰られてしまいました。

 

仮にこれから誰かに教えるとして、今の私のように作れるようになるまでには・・・

そうですねえ・・・

やはり、20年くらいは必要なのかも知れません。

 

by やがちゃん of やがちゃんキムチ

 

斬新な新商品! 頒布会、わずかな追加可能です

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写真上三枚は、「天使の海老」とそれをキムチにしたものです。

「天使の海老」は、ニューカレドニアで純水飼育されたクルマエビ。旨味に満ちて、とても美味しい海老です。

ですから、このキムチは絶品!

 

写真下三枚は、「ベニズワイガニのカニ味噌のキムチ」です。

これまた、磯の香りたっぷりの珍味。ご飯に乗せて召し上がれ!

 

と・・・・これ、やがちゃんのどこで売ってるの? とお思いでしょうが、「売っていません」

 

実はこれ、7月から12月までの6回定期配送企画「第一回頒布会」の限定商品なのです。

こう言った、斬新な新商品をいち早くお届けする、「頒布会」。

当初は、初めての試みで、会員数限定で募集して、すぐに定員になりました。

7.8月と企画をこなして来るうちに慣れてきまして、若干ですが、余裕も出来ました。

 

そこで、全6回はもう間に合いませんが、5回か4回の「途中参加」の少数の追加募集をいたします。

こちらからどうぞ

 

by やがちゃん of やがちゃんキムチ

 

無添加のこと その4

《添加物を摂取しすぎるとどうなるか》

添加物を使った食品は

●味も色も粘性も濃く、見た目には綺麗です
●化学調味料のおかげで、表面的には「美味しさ」を感じさせます。

こういう食品に慣れてしまうと、人は、簡易的な「味覚障害」に陥ってしまいます。

素材の本来の味が分からなくなり、人工的なものを「美味しい」と感じるようになってしまいます。
素材が薄いため、得られるはずの自然の栄養も足らなくなります。
足らない分、量を食べるようになってしまい、また、場合によっては「サプリメント」に頼ることにもなりかねません。

元来、「本来不要なもの」を過度に摂取すれば、体にいいわけがありませんよね。
個別の添加物の摂取が体にどう影響するかは、実にデリケートです。
科学的なデータがあるわけでもありません。
ですが、本来不要なものは、その言葉の通り、要らないのです。

全くの私見ですが、、添加物まみれの物は、性格も変えてしまうのではないかとさえ思います。
もちろん、根拠ははっきりと書けません。ですが、確かにそう感じています。

手作りで無添加の家庭食を、お母さんが毎日作ってくれるような家庭のことを想像してみてください。

そのような家庭は、きっと家族の絆がしっかりと出来ています。
親は子のことを、子は親のことを愛し、家庭がすべての生活の基本になっているに違いありません。
愛し合い、信頼し合っているからこそ、「手を掛けた食」を作ることが出来るのです。

一方、インスタント食品ばかりを与えて、簡易な食品ばかりを摂らされている子供のことを想像してみてください。

常に個食で、会話も無く、もちろん笑顔も無い。テレビのアニメを見ながら、カップめんばかりをすすている・・。
そういう食習慣が、何を呼ぶのか。
いろいろと想像できますよね。

添加物に慣れた体、味覚を元に戻せるのか?

できます。これは、経験的に言うことですが、間違いなくできます。
一つの方法を書きましょう。

●家庭の台所から、化学調味料を一掃する まずは、無くしてしまうのです

●薄味の食事を心がける

素材の美味しさを知るためには、味付けを薄くするのが一番です。
最初は物足りなく感じますが、やがて慣れてきます。

●和風のだしを作っておいて、利用しましょう

昆布、いりこ、干し椎茸などを一晩水につけて置いて、翌日一回だけ沸かします。
冷まして、冷蔵庫で補完しながら、化学調味料を使うような場面で代わりに使ってみてください。え? というような味の世界に気づくようになります

●外食は、高くても無添加のお店へ

安い外食店舗が増えていますが、素材や調味方法には、大いに疑問があります。
事前に堂々と「無添加ですか?」と問い合わせて、お店を選んで行ってください。
こういうお店は確かに高いですが、プロの味付けで感動することに繋がります。
中華や韓国食等のアジアンのお店には、無添加の店はほとんど見当たりませんが。

こうした生活を、一か月ほど続けると、必ず変化が現れます。
まず、従来美味しいと思っていた添加物多用の加工食品が、不味く感じられます。
水道水のカルキ臭も感じられるようになります。

そして、自然と「無添加のもの」を好んで選ぶようになって行きます。
こうなれば、もうあなたの味覚は、プロ級といって差し支えないでしょう。
体調もぐんぐんと良くなって行くはずですよ。

勝負は、一か月。そう思います。

無添加のこと その3

《無添加でも美味しくするにはどうしたらよいか》

添加物でも、たとえば、豆腐におけるニガリ、ハムにおける亜硝酸のように、「その商品を成立させるためにどうしても必要」なものはあります。

添加物を多用するメーカーは、そういうことを引き合いに出して、「添加物は必要なのだ」という議論をよくします。

しかし、それはごまかしに過ぎません。

本来不要なものは、絶対に入れるべきではないのです。

殊に、添加物を多用して最後に味の調整をするために入れる「調味料(アミノ酸)」が、最大の難敵です。

他の添加物は、保存性などの「機能」を強化するために入れますが、調味料(アミノ酸)は、味を良くするために入れます。

食品メーカーとして、この行為は、邪道の中の邪道である、と考えます。

では、アミノ酸やそれに類する「たんぱく加水分解物」を入れないで、加工食品を美味しく作るにはどうしたらいいか。

答えは二つです。

●天然の素材をたくさん使う

●味覚のバランスに創意工夫を施し、美味の表現に最大限に努力する

1グラムの化学調味料と同じ味の強さ(呈味力といいます)を出すには、100倍の天然素材が必要です。

例えば、「味の素」という化学調味料の1グラムに相当する昆布の旨味(グルタミン酸)を出すには、100gの昆布を煮出す必要があります。

コストにすれば、味の素なら1円以下。昆布なら300円以上はします。

しかし、「無添加を貫く」ためには、ここで味の素を使ってしまってはいけません。

1キロ使おうが1グラム使おうが、それは同じ「有添加」になるのです、。

無添加にするためには、ゼロにしなければいけないのです。

そこで、「創意工夫」をする訳です。

味つくりに必要な感覚とは、言葉を変えれば、「バランス感覚」です。

「甘い」「苦い」「酸っぱい」「しょっぱい」などの味覚を、どうやって食品の中に配置するか。

これに腐心して、日々試作を繰り返します。

また、日本には特有の「だし」の伝承文化があります。
これを利用しない手はありません。

たとえば、昆布と一緒にカツオを煮出せばどうなるか。

カツオのイノシン酸と昆布のグルタミン酸は、一緒になると呈味力の「相乗効果」で、旨味が倍加すると言われてます。

どれだけ倍加するかは、工夫次第。

こういったところを、プロの職人は何年も考え、研鑚し続けているわけです。

1グラムでも化学調味料を使用したら、それは恥である、という意識を持つことが先決です

いじめについて

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学校での「いじめ」が話題になっています。
いじめから逃れるために、自ら命を絶ってしまう悲劇も続いています。
駄目です。命を軽く捨ててはいけない。
君の辛さは、想像するにあまりある。それでも、絶対に駄目だ。そんなことをして、
幸せになる人は誰も居ない。


逃げろよ。徹底的に逃げて、学校の先生や親が駄目なら、声をあげて、他の人に訴えよう。警察でも、役所でもいい。大人に訴えよう。きっと誰かが、動いてくれる。
  生きろ! 生きろ! 生きろ!
生き延びて、大きくなったら、いじめの無い世の中を作るように、若い世代のために、働こう。人様のために働こう。そして、世の中を明るくして行こう。
  お父さん、お母さん。
あなたの子が、いじめをしたり、されたりしていたら、それがすぐに分かりますか?
子供の顔つき、言葉遣い、目の光、いつも見ていますか?
子供に、ちゃんと三度の食事を作ってあげていますか?
インスタント食品で間に合わせてばかりしていませんか?
一緒に、向き合って食事をしていますか?
子供を守れるのは、まずは親です。
寄り添って、一緒に食べてあげてください。少なくとも1品は、手作りのおかずを出してあげてください。子供は、その味に飢えているのかもしれません。

 

by やがちゃん of やがちゃんキムチ

 

無添加 のこと (その2)

   《食品添加物の認可基準》

日本は、諸外国に比べて、食品添加物の規制が厳しいとよく言われます。

では、その「厳しい規制」の規準は、どのように決められるのでしょうか。

簡単に書くと、以下のような決め方らしいです。

Aという食品添加物の認可基準を下す場合・・・

●ラット(ねずみ)に、所定量を食べさせたり注射したりします。

●何らかの異常が発症した時に使用をやめ、その量を計測します。

●仮に1キロのラットだとしたら、人間の体との体格差を計算して、ラットで10gまで異常なしだったら、人間ならその70倍程度の、700gまでならOKと、「推定」します。

●その推定値を、さらに100倍します。この場合なら、700gの100倍、つまり7000g(7キロ)までなら、使用可能、という結論を出し、それを認可します。

というようなことだそうです。

つまり、

●実験対象は人間でなくネズミ

●100倍の基準にしてあるから安全のようですが、複数の添加物の「相乗効果」については、勘案していません。

●そもそも、添加物を禁じようという精神は無く、認可する方法を巧みに構築しているように感じられます。

●政治的な配慮をすることもあります。
たとえば、アメリカ産の柑橘類に使われているワックス剤は、アメリカ本国でも認可されていないほどに毒性が強いのですが、なぜか、日本では認められています。

危ない、と思いませんか?

前の記事でも書きましたが、

本来要らないものを、なぜここまでして認めて、使わせるのでしょう。何のために??

それは、どう考えても、

大量生産、大量消費の消費生活を促進するため

と考えざるを得ません。

人間の生活とっての食生活の重要さ、本来のあるべき食品の姿のことなど、
見逃されているのです。

これでいいのでしょうか?

こういうことを続けていたら、添加物ばかりを食べる日本人は、どうなっていくのでしょうか・・。

お刺身に添加物?

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スーパーで見つけた。美味しそうな「マグロ切り落とし」。

598円と安いので、あ、買おうかなと思って手に取ったのですが。

この底面に、ラベルが貼ってありました。え? と思ってよく見たら・・・

 

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韓国とイタリアのマグロ。 イタリアの本マグロは20%。
これはまあいいとして・・・
PH調整剤と酸化防止剤入り。 なぜ?


つまりは、「保存料」なのですよね。スーパーでの販売のために必要なのでしょう。

それと同時に、「色落ち」を防ぐためにも使われます。
綺麗なマグロの色が墜ちないように。

もちろん許可された添加物なので、使用を批判するわけではありません。

しかし、本来の「マグロの刺身」には、これらの添加物は全く必要のないものですね。

日本最大のチェーンのスーパーで並んでいたものです。

 

私は、買いません。

 

それに・・・・なぜ、底面表示なのでしょう? ひっくり返して見る人はあまりいないでしょうに。
表面に堂々と表示すればいいのにと思うのは、私だけではないと思います。

 

by やがちゃん of やがちゃんキムチ

 

お盆です

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お盆ですね。

お墓参り、行きましたか?
亡くなった肉親や先祖にお花やお線香を手向けることで、こちらの気持ちも清らかに、神妙になるものですね。

 

亡くなっていますから、姿を現したり声を掛けたりすることはあり得ないですが、墓前に立つと、墓石の向こうから懐かしい人が語りかけて来るような気がしてなりません。
こちらも、ついつい、心の中で答えてしまいます。

「すみません。もうちょっと頑張りますから」

何故謝る?

何を頑張る?

あれも、これも。

できなかったこと。やったけれど途中になってしまったこと。やれたはずなのに、手を付けなかったこと。

 

一時、「頑張らない」という生き方が、話題になりました。
それはそれで、ほっとする考え方でした。

けれど、頑張れるうちは、頑張らなくてはと思います。
自分がお墓の中に入るのは、まだまだ先。止まるわけにはいきませんね。

 

by やがちゃん of やがちゃんキムチ

 

五輪精神とやがちゃんキムチ

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ロンドン五輪が閉幕しましたね。

これほど五輪に熱中したのは初めてかもしれません。
毎日、夜遅く、朝早く、日本選手の活躍に拍手し、世界のスーパーアスリートたちの技にため息を漏らしました。

 

今回目立ったのは、「判定」 「公平公正」 の問題です。

各競技で「ビデオ判定」 「上位審判(ジュリー)」 が機能して、より公平な結果判定に繋がっていましたね。

また、あらためて五輪憲章の厳しさを思い起こさせる、「竹島フラッグ」問題も起きてしまいました。

メダルはく奪の可能性もあるそうで、複雑な思いにさせられます。

 

オリンピックは、小国同士の戦争に明け暮れていた古代ギリシャ地方の諸国が、4年に一度だけは。平和な時を過ごそうと決めて始まったものだそうです。

近代オリンピックになっても、飽くまで「政治から超越した平和主義を徹底して」 「参加することに意義がある」平和の祭典として、100年以上の歴史を刻んで来ました。

ドーピングやセックスチェックも厳しく行われ、真の公平公正の実現をさらに目指しているようです。

「嘘はつかない」

「余計なものは加えない」

この姿勢は、あらゆるスポーツの原点であり、さらに、我々の日常の活動にも影響を与えてくれるものです。

 

やがちゃんキムチは、小さな小さなキムチ店です。

しかし、素材と製法には、嘘はついていません。

余計なもの(=添加物)も加えていません。

聞こえの良い宣伝文句とともに並んでいる量産キムチとも、コンセプト無しに各地で作られるキムチとも、立ち位置が全く違います。

あらゆる添加物を排除することと、抜群の美味を実現することは、同時に成立させることがいかに大変であるかということは、あまり一般には知られていません。

ですが、支えて下さるお客様方のために、この姿勢は崩さずに邁進してまいります。

 

さあ、お盆ですね。

お墓参りをして、心新たに過ごしましょう!

 

by やがちゃん of やがちゃんキムチ

 

凄い金、キムチ100キロ送りたい!

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村田諒太選手、ミドル級(75kg)で金メダル!

とんでもない快挙です!

実は私、学生時代に少しだけボクシングを齧った経験がありまして、このニュースの素晴らしさに興奮しております。

 

ミドル級は、世界でも最も選手層が厚いところ。世界中に、強い選手が数限りなくいます。

そして、オリンピックの金メダルは、4年に一度のチャンスに、一度も負けないで初めて手に入れられる、至宝の勲章です。

プロの世界王者になることよりも、はるかに価値がある快挙です。

 

48年前の東京五輪で桜井孝雄選手が獲って以来の金メダル。
桜井選手はその後プロで大活躍しました。

村田選手も、ぜひプロに転向して、頂点を目指してもらいたいです。

おめでとうございます!

送っていいなら、キムチを100キロくらいお届けしたいです!

 

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なでしこにありがとう! (お盆休みご案内)

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なでしこ、無念。 しかしよくやってくれました。

最後まで米国に挑んだ素晴らしいプレーの数々、胸に沁みました。

ありがとう、と言いたいですね。

 

さて。

お盆ですね。

当店は、

 

★14.15.16日の3日間はお休みさせて頂きますので、よろしくお願いいたします★

 

もちろん、ネットでの受注は365日行っております。

 

感動のロンドン五輪、間もなく終了ですね。

「第三国」へもフェアな応援をしてくれる、ロンドンの観客の方々にも感動しています。

さすが、産業革命や民主主義の発祥の地。歴史の奥深さを感じて、尊敬の念を持つようになりました。

 

by やがちゃん of やがちゃんキムチ

 

泣くな、ジャパン!

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ロンドン五輪、日本勢のチームプレイの強さが光りますね。
バレー、サッカー、フェンシング、アーチェリー、卓球、水泳のリレー・・・・続々と「●●年ぶりのメダル!」の速報が入ってきます。

 

男子サッカーも、初戦の強敵スペインを倒してから、目が離せなくなってしまいました。

女子の「なでしこ」は決勝へ。男子も行け!・・・と昨晩も応援しましたが・・・無念。

 

泣くな、大津。

泣くな、ジャパン。

 

ここまで楽しませてもらえれば、私たちは大満足です。
おかげで、サッカーを見る目がかなり肥えてきました。
日本チームの強さも、十分に分かってきました。

 

最後の3位決定戦も、もちろん応援致します!

 

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15年ぶりの故郷

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長野の親戚に急用ができ、トンボ返りで伊那まで行って来ました。

 

帰りの中央高速で、絶景で知られる「諏訪湖サービスエリア」に寄りました。
眼下に諏訪湖の眺望が広がっています。

湖の向こうに見える街並みは、岡谷市。その向こうの山は、上高地へと連なります。
画面右手の山頂は、霧ヶ峰、車山、蓼科の高原地帯です。

 

空気がきれいなこの町では、今でも精密工業が盛んですね。

冬にはこの湖が凍り、ワカサギ釣りの名所ともなります。

冬の諏訪の底冷えは、北海道在住経験もある私の経験でも、日本一です。

 

カメラを持つ私の背中には、南アルプスの東端の山地が聳えています。

その中で、私は生まれました。

今ではその集落は過疎で解散し、人は住まずに熊やイノシシの天国となっているようです。

 

15年ぶりに訪れた故郷の空気は、美味しかったです。

 

by やがちゃん of やがちゃんキムチ

 

水の味

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水の味が分かりますか?

 

恥ずかしい話ですが、私は長い間、「水の味」が分からないでいました。

 

数十年間東京下町に住んでいましたが、生まれ故郷の長野県の親戚が訪ねてくると必ず言われることが、「東京の水は、臭くて飲めない」でした。

 

私が生まれた山奥の実家には、裏山からパイプが敷いてあり、そこから常に冷たい清水が流れているのですが、4歳の時までしか住んでいなかったので、味の記憶がありません。

私にとって水と言えば、東京の水道水のことでした。

長い間、水とはそういうものだ、と思って飲んできました。

東京の水がカルキ臭くてまずいと感じるようになったのは、30代を過ぎて、キムチの無添加製造にこだわり始めてからのことなのです。

 

アミノ酸の化学調味料を廃し、すべて天然の食材から味を作るようにしてから、水に対する味覚も敏感になって来たようで、「雑味」「薬臭さ」「化学的な味」というようなものに敏感になって来た気がします。

 

ミネラルウォーターにもいろいろあって、それぞれに「味」がありますね。

イオン分解をしただけの水、天然の水、硬水、軟水、湯冷まし・・・・それそれに違う風味です。

本当に美味しい水の味が分かれば、食べ物全体の「味」に関しても正しい評価が下せるようになるはずです。

 

まずは、水から比べてみませんか?

 

by やがちゃん of やがちゃんキムチ