無添加のこと その4

《添加物を摂取しすぎるとどうなるか》

添加物を使った食品は

●味も色も粘性も濃く、見た目には綺麗です
●化学調味料のおかげで、表面的には「美味しさ」を感じさせます。

こういう食品に慣れてしまうと、人は、簡易的な「味覚障害」に陥ってしまいます。

素材の本来の味が分からなくなり、人工的なものを「美味しい」と感じるようになってしまいます。
素材が薄いため、得られるはずの自然の栄養も足らなくなります。
足らない分、量を食べるようになってしまい、また、場合によっては「サプリメント」に頼ることにもなりかねません。

元来、「本来不要なもの」を過度に摂取すれば、体にいいわけがありませんよね。
個別の添加物の摂取が体にどう影響するかは、実にデリケートです。
科学的なデータがあるわけでもありません。
ですが、本来不要なものは、その言葉の通り、要らないのです。

全くの私見ですが、、添加物まみれの物は、性格も変えてしまうのではないかとさえ思います。
もちろん、根拠ははっきりと書けません。ですが、確かにそう感じています。

手作りで無添加の家庭食を、お母さんが毎日作ってくれるような家庭のことを想像してみてください。

そのような家庭は、きっと家族の絆がしっかりと出来ています。
親は子のことを、子は親のことを愛し、家庭がすべての生活の基本になっているに違いありません。
愛し合い、信頼し合っているからこそ、「手を掛けた食」を作ることが出来るのです。

一方、インスタント食品ばかりを与えて、簡易な食品ばかりを摂らされている子供のことを想像してみてください。

常に個食で、会話も無く、もちろん笑顔も無い。テレビのアニメを見ながら、カップめんばかりをすすている・・。
そういう食習慣が、何を呼ぶのか。
いろいろと想像できますよね。

添加物に慣れた体、味覚を元に戻せるのか?

できます。これは、経験的に言うことですが、間違いなくできます。
一つの方法を書きましょう。

●家庭の台所から、化学調味料を一掃する まずは、無くしてしまうのです

●薄味の食事を心がける

素材の美味しさを知るためには、味付けを薄くするのが一番です。
最初は物足りなく感じますが、やがて慣れてきます。

●和風のだしを作っておいて、利用しましょう

昆布、いりこ、干し椎茸などを一晩水につけて置いて、翌日一回だけ沸かします。
冷まして、冷蔵庫で補完しながら、化学調味料を使うような場面で代わりに使ってみてください。え? というような味の世界に気づくようになります

●外食は、高くても無添加のお店へ

安い外食店舗が増えていますが、素材や調味方法には、大いに疑問があります。
事前に堂々と「無添加ですか?」と問い合わせて、お店を選んで行ってください。
こういうお店は確かに高いですが、プロの味付けで感動することに繋がります。
中華や韓国食等のアジアンのお店には、無添加の店はほとんど見当たりませんが。

こうした生活を、一か月ほど続けると、必ず変化が現れます。
まず、従来美味しいと思っていた添加物多用の加工食品が、不味く感じられます。
水道水のカルキ臭も感じられるようになります。

そして、自然と「無添加のもの」を好んで選ぶようになって行きます。
こうなれば、もうあなたの味覚は、プロ級といって差し支えないでしょう。
体調もぐんぐんと良くなって行くはずですよ。

勝負は、一か月。そう思います。