お客さんを大切に思えば、自然と無添加になる

世の中には食べ物があふれ、売られている加工食品のほとんどに添加物が入っていることは、周知の事実です。

添加物でも、どうしても必要なものもあります。

たとえば、ラーメンに含まれるかんすいだとか、豆腐の「にがり」も添加物です。それらは、その食べ物が成立するために必要なものですから、使用する理由があります。

それでも、ほとんどの添加物が、「安く作るため」「きれいに見せるため」「味をごまかすため」「経済性のため」等の理由で使われています。この使用の理由は、すべて、「作る側」「売る側」の論理です。それは「食べる側」、つまりお客さんの側の論理ではありません。

ここが一番重要な点であることを、どなたもお分かりいただきたいと思います。

やがちゃんキムチが長年にわたり、無添加で不器用な作り方を続けているのは、すべて「お客さんにもっと安全で美味しいものを」と思う一念からなのです。

そうでなければ、化学調味料を入れ放題入れて、着色料で着飾って、長期間売れるように保存料を入れて、中身が希薄でも持つように増粘材をたくさん入れます。そして、「半額セール」「ポイント50倍」などと銘打って安く売りまくります。

それができる店では、当店はありません。

高いお金を払って全国からご注文を下さるお客さまに対し、そんなことはできません。

少しでも美味しく、笑顔になっていただくように。

日ごろのお疲れが和らぐように。

強張ったお気持ちがほぐれるように。

ああ。自然の美味しさは本当にいいなあ・・・と、心休んで思っていただけるように。

これからも、無添加で、さらに美味のキムチや関連商品を作り続けます。

正直申し上げて、無添加のキムチは、コストがかさみ、技術的にも難点が多く、大変なことの連続です。

それでも、お客様を大切に思うとという原点を忘れずに、当然のごとく、今後も無添加で参ります。