話題のフレンチ調味料、ガストリックを試してみた

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ガストリックという調味料があります。フランス料理の調味料です。

砂糖と酢を煮詰めて「焦がして」作る単純な調味料ですが、これがまた、面白い調味料です。
写真左側の黒い粘りのある液体が、ガストリックです。私が5分ほどで作りました。

糖と酸を一緒に煮詰めて焦がしてあるから、雑味だらけ。化学反応を起こし、いろいろな味わいを起こすらしいです。それだけで舐めても、美味しいものでもありません。ですがこの雑味が、食べ物にコクを与えるのです。
フランス料理のいろいろな場面で使われているようです。
メインディッシュはもちろん、デザートなどにも・・・・。

ということを小耳に挟んだので、今日の「まかない」のチャーハンに入れてみました。
写真の二つのチャーハンの左側には、ガストリックを入れてみました。
見た目は変わりませんね。

すると・・・・。

確かに、美味しくなります。砂糖の甘みと、強いコクが加わります。甘ったるいというのではありません。深みが出る感じです。
化学調味料のような後味の不自然さもありません。

なるほど・・・これは面白い。使いようでいい味を加えられる可能性を感じます。

ですが・・・敢えて、やがちゃんキムチに使うほどのものでもないな、と感じました。
そこまでする必要を感じませんし、むしろ、やがちゃんキムチの自然な味わいを損なうかもしれないと思います。今のままのコクで、十分だと思います。

味の研究は、日々続きます。

明日は何を試しましょうか。