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羊肉は、世界で最も広い地域で食べられている主要なお肉です。
ところが、日本では意外なほどに消費量が少ないのです。
理由はさまざまありますが、羊の放牧が日本ではしにくかったのが大きな要因でしょう。
現在、羊肉のほとんどは、オーストラリアとニュージーランドからの輸入です。
それを羊の種類で大別すると
1)メリノ種の羊
2)サフォーク種の羊
となります。メリノ種のほうが断然多いです。9割以上とも言われています。
メリノ種は本来羊毛を取るための羊で、ふさふさとした毛を持っています。
日本の「ジンギスカン」などで食べられるほとんどの羊肉は、このメリノ種のお肉です。
もうひとつの「サフォーク種」は、高級食肉用に開発された羊です。
パンダのように顔が黒いのが特徴です。
次に、食肉の種類ですが、メリノでもサフォークでも、生後一年以内の羊の肉を「ラム」、一年から二年のものを「ホゲット」、二年以上のものを「マトン」と呼びます。
ラム肉は匂いが弱く、柔らかであるという特徴があります。
一方マトン(日本ではホゲットもマトンに入ります)は、匂いが若干強めで肉質も固めですが、肉本来のうまみが濃いお肉となります。
次に、マトンだけの場合ですが、肉質や脂のつき方によってグレードがあります。
もっとも上級とされるのが、体重30キロ以上、背脂が25ミリ以上ついたサフォーク種のマトン肉です。
これを、「MFマトン」と呼びます。
高級食用肉として開発され、いわゆるマトン臭がほとんど皆無です。
脂肪のつき具合は羊肉として多いほうですが、非常に融点が低い脂肪なので、体内に残りにくいとされています。
すべてのサフォーク種の羊のうちの0.1%以下。つまり、1000頭に一頭あるかないか。
それほどに希少なマトンが、「サフォーク種MFマトン」です。
あらゆる羊肉の中で、最もおいしいとされるのが、このMFマトンです。
やがちゃんキムチの「MFマトン」はこちらから。
by やがちゃん of やがちゃんキムチ
(2013年1月から6月までのブログはこちらです)