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日本の若い女性の「骨密度」が低下しているそうです。
背後には、過剰なダイエットブームがあるそうです。
健康すなわち痩せた体、というのは妄信でしょう。
日本の食事には、「一汁三菜」という考え方があります。
主食のごはんに加えて出すもののことで、
みそ汁などの汁物
主菜(肉や魚)
副菜1(野菜の煮物など)
副菜2(豆、ひじき、豆腐など)
これが一汁三菜。材料や調理方法が重ならないことが望ましいとされています。
これに「香の物」(漬け物)を加えて、全部で6皿。これが「和食の基本」なのです。
しかし、、最近は「ごはん」を除いて「炭水化物ダイエット」をしたり、みそ汁を除いて「減塩メニュー」にしたり、特定の果物だけを食べて「なんとかダイエット」をしたりとか、一汁三菜の伝統を無視したダイエット法や「健康法」が唱えられてもいます。
一汁三菜という文化には、「味のバランス」という考え方が基本にあると思います。
味のバランスの根底にあるのは、「旨味」の文化。
今でこそ「UMAMI」として国際標準になっていますが、「旨味」は、最近までは日本独特の味の文化でした。
山海の素材が持つエキスを利用して、より自然の味わいで天然の食材をいただく、という伝統。添加物などもちろん用いません。和食には添加物と言う概念がないのです。つまり、世界に冠たる、「無添加」で「旨味」に満ちた食の文化なのです。
無理に、無駄に痩せることより、美味しいものを「旨味」という自然な風味付けで、バランスよくいただく。こちらの方がはるかに健康で、はるかに美味しいはずです。
by やがちゃん of やがちゃんキムチ
(2013年1月から6月までのブログはこちらです)