富士の影随想

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午後6時。

階段の踊り場から、見事な夕焼けの彼方に、富士の山が。

 

富士山に登ったことがありません。

アルプスの山中に生まれ、若い頃はスキーが好きでしたので、蔵王、白馬、白根、浅間等の高い山にも行きました。

しかし、これらの山は、下りてきてしまえば、もう見えません。
富士山だけが、いつも自分の居るところから見える。

それで居て、富士山自体には登ったことが無い。

この感覚は、富士を眺めるたびに、自分に記憶とともに、デジャブにも似た思いを惹き起こします。

いつも身近にあると思える、あのこと、あの人。

しかし、実際には、達成できない、近づけない。
夢の中でさえ、手をすり抜けていく。
心に残る、焦燥と諦め。

そういうことがありますよね。

 

そんなことの繰り返しが、私達の人生なのかも知れません。

それでも、飽かずに歩き続ける、進んでいく。
躓いても、立ち上がる・・・・・。

 


 

一方で、仕事もそう。

やがちゃんキムチは、日々、前進します。
フラッグシップ(旗艦)商品の「スーパーボッサム」キムチは、それだけでメインディッシュとしていただけるご馳走キムチに成長いたしました。

一度召し上がっていただきたい、私の作品です。

これからも、進化は止めません。