無添加 のこと (その2)

   《食品添加物の認可基準》

日本は、諸外国に比べて、食品添加物の規制が厳しいとよく言われます。

では、その「厳しい規制」の規準は、どのように決められるのでしょうか。

簡単に書くと、以下のような決め方らしいです。

Aという食品添加物の認可基準を下す場合・・・

●ラット(ねずみ)に、所定量を食べさせたり注射したりします。

●何らかの異常が発症した時に使用をやめ、その量を計測します。

●仮に1キロのラットだとしたら、人間の体との体格差を計算して、ラットで10gまで異常なしだったら、人間ならその70倍程度の、700gまでならOKと、「推定」します。

●その推定値を、さらに100倍します。この場合なら、700gの100倍、つまり7000g(7キロ)までなら、使用可能、という結論を出し、それを認可します。

というようなことだそうです。

つまり、

●実験対象は人間でなくネズミ

●100倍の基準にしてあるから安全のようですが、複数の添加物の「相乗効果」については、勘案していません。

●そもそも、添加物を禁じようという精神は無く、認可する方法を巧みに構築しているように感じられます。

●政治的な配慮をすることもあります。
たとえば、アメリカ産の柑橘類に使われているワックス剤は、アメリカ本国でも認可されていないほどに毒性が強いのですが、なぜか、日本では認められています。

危ない、と思いませんか?

前の記事でも書きましたが、

本来要らないものを、なぜここまでして認めて、使わせるのでしょう。何のために??

それは、どう考えても、

大量生産、大量消費の消費生活を促進するため

と考えざるを得ません。

人間の生活とっての食生活の重要さ、本来のあるべき食品の姿のことなど、
見逃されているのです。

これでいいのでしょうか?

こういうことを続けていたら、添加物ばかりを食べる日本人は、どうなっていくのでしょうか・・。