サザエさん症候群とは
サザエさん症候群という言葉があります。
毎日曜日の夕方にテレビで放送される「サザエさん」。人気の長寿番組ですね。
その時間になるころに、翌日から始まる新たな週に対して、不安を感じる症状のことを、こう呼ぶのだそうです。
腸内環境が影響する!
その「サザエさん症候群」と「腸内環境」との関係を調べたユニークな研究があります。
順天堂大学の小林弘幸教授と、ヨーグルトメーカーのダノンが共同で行った研究で、結果、「腸内環境の悪い人には、サザエさん症候群が多い」、という結果だったそうです。
「腸は第二の脳」といわれるように、精神状況と腸内環境は密接に関係しているわけですね。
そして、ヨーグルトメーカーの研究らしく、結論は「腸に届く乳酸菌を多く含むヨーグルトと、繊維質の多いものを一緒に摂る」ことを推奨しています。ヨーグルトとキウイフルーツの組み合わせは最強だとか。
ヨーグルトも、すべてがいいわけではない
ちょっと待ってください。
ヨーグルトの場合、以前にもこ ブログで何度も書いてきていますが、
◎ヨーグルトなどに含まれる動物性乳酸菌は腸に届く前に、胃酸でほとんど死滅する
という残念な事実がありますね。
そこで各メーカーが最近、特殊加工して、胃で死なない乳酸菌入りのヨーグルトを開発しています。このあたりは、よく選ばないといけないですね。
キウイフルーツも、常に冷蔵庫にあるとは限りませんし、お嫌いな方もいらっしゃるでしょう。
ということで、気がつくこと。
そう、キムチです!
そう。
キムチ。
何度も書いてきていることですが、
◎魚介塩辛を豊富に使う無添加キムチは、そこに含まれる多量の動物性乳酸菌に触発されて、白菜などの野菜が乳酸発酵し、植物性乳酸菌が大量に生まれる
のです。
そして、白菜などの野菜は豊富に繊維質を含みます。
ですから、無添加の本格キムチを食べるだけで、多量の植物性乳酸菌と繊維質が同時に摂れるわけです。
もちろん、すべてのキムチがいいわけでもない
ただし、諸処の添加物が含まれるキムチは、この限りではありません。添加物により乳酸菌が死んでしまうことも多いかと思われます。(保存料やPH調整剤が特にそうです)
また、魚介塩辛を使わない簡易的なキムチや、使っても微量のキムチも、その限りではありません。
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真面目な無添加の白菜キムチ。 (この画像は、「白菜キムチ頂」です。)
常食して、サザエさん症候群から脱出しましょう!