昨日は、やがちゃんキムチから車で5分ほどのところにできた新しいお蕎麦屋さんで遅いランチ。
おなかがペコペコの状態で行きました。
午後3時過ぎでしたから、50名は入る新店舗のお客は私だけ。
注文を取りに来た若い女性パートさんに、「野菜天もりそば」を頼みました。
ついでに、100円の「おはぎ」も。食後の甘いもの、大好きなんです。
「おはぎはいつお持ちしますか?」と聞かれたので、「(そばと)一緒に」と答えました。
座った場所は厨房に近い位置で、そば職人さんが3名ほど立っているのが見えます。
私の注文も、おそらく聞こえたと思いました。
10分ほど待って出てきたおそばは、写真のとおり。
よく冷水で締められたおそばは、歯ごたえも良く、香りも鼻に抜け、いい味です。
あっという間に、天ぷらもそばも食べ終えてしまいました。
でも、おはぎが来ません。お茶を飲んで待つこと、5分。それでもこないし、先ほどの女性の姿が見えないので、厨房に声をかけました。
「すみません、おはぎが来ないんですが」。・・・・・
3人のうち一番若い男性が、確認に来ました。「はい?御用は?」
「おそばと一緒に、と頼んだおはぎが来ないんだ。もうおそば食べ終わっちゃったのに・・」と繰り返す私。
男が男に対して、「甘いもの」を大っぴらに欲しがる図というのは、あまり格好のいいものではありません。
「かしこまりました。もう少々お待ちください」と帰っていく男性。 厨房に何か伝えて、それに最初にオーダーをとった女性の受け答えがあったようですが、姿は見えず、よく聞き取れません。
おそらく、女性がおはぎのオーダーを出すのを忘れていたのだと思いました。あるいは、「おそばと一緒に出す」のを、「食後に出す」と勘違いしていたのかもしれないです。
いずれにせよ、また数分待たされました。私、既に時間がありませんでした。
「もういいや!」と思い、席を立ち、先ほどの男性に、「おはぎまだなら、持って帰ります」と言ったところ、男性はまた「かしこまりました!」と厨房に向かって「おはぎ、お持ち帰りです!」と一叫び。
それに対して、奥のほうから女性の声で、「え! 持ち帰りじゃないです! 食後です!」との声。
厨房の男性がそれに対して、「どっちなの?」との声。よく見ると、職人さん、暇そうに突っ立った状態でした。
男性が私に、「あの、お持ち帰りですよね?」とさらに聞いてきます。
「いや、とにかく時間がないから、早く帰りたいの。テーブルに出すか、持ち帰りにするか、とにかく早くして!」と、少しイラついて答え、また席に戻りました。
直後に、小さなおはぎがお皿に盛られてポン、と出てきました。「お待たせしました」
複雑な心境で、無言でうなずき、一口で食べる私。あっという間です。
食後の甘いものを、一人で一瞬で食べるわびしさ。私の望んだ味と時間は、これではなかったのです。
もしこのお蕎麦屋さんに、従業員さんが一人か二人しかいなかったら、こういうミスはなかったでしょう。
サービスを充実させるための人の配置と、それゆえの無駄。
慣れないお店では時々体験することですが、せっかくのおそばの美味しさ、かなり台無しです。
おはぎが美味しかったかそうでなかったか、思い出せません。
人を減らすか、おはぎをなくすか。どちらかにしなくてはいけませんね。