だし、だし、だしのこと

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この写真は、昨日撮ったものです。

たっぷりの昆布と煮干としいたけから、数時間かけて、「だし」を取っているところです。
非常に手間がかかります。

だしこそ、和食の根幹

世界に誇る、和食文化。その根幹を成すのは、「だし」の存在です。だし、漢字で書くと「出汁」です。「旨み」は、だしから取るのが和食の基本中の基本です。

昆布のだし、かつおのだし、いわしの煮干のだし、しいたけのだし、あご(とびうお)のだし・・・・

各地名産の産物を使った出汁の文化が育ち、さまざまの料理の「下味」として使われて来ました。

和食の穏やかでかつ奥の深い「旨み」は、この「だし」による「下味」に由来します。
他国の食文化で、これほどの「下味」の存在は見当たりません。
食の素材そのものから出る「味」を「だし」として使うことはあっても、「下味」を必ず取る、という和食の伝統的な考え方は、他に見当たりません。

世界が和食に注目するその理由は、じつはこの「だし」にあるといっても過言ではないと思います。

ですが、「だし」を作る(だしをとる)行為は、非常に手間がかかり、コストもかかります。
真面目にだしを取っていたら、儲からない・・・そう考える職人や会社が増えています。

味の素の50倍の量が必要で、数百倍のコストが、だしにはかかる!

私の実験での一例ですが・・・

化学調味料「味の素」100gで感じられる強さの旨みを、昆布から取ろうとしたら、5キロの昆布が必要です。
味の素100gは、100円しません。昆布5キロは、2-3万円はしますし、昆布だしをとるのはとても面倒な手間がかかります。ならば味の素を使う、という選択をするのは、利益目的の行為なら、当然となってしまいます。

無添加で美味しい理由は、だしを徹底的にとるから!

無添加のキムチは、やがちゃんキムチ以外にもあります。化学調味料などを使わなければ「無添加」になるのですから、簡単なことです。ですが、無添加であるだけなら、美味しく食べられるキムチなどは作れません。

やがちゃんキムチは、もちろんどこまでいっても無添加です。味の素などの化学調味料や、他の添加物も一切使いません。

ですから、徹底的に「だし」をとります。徹底的にです。写真の和風だし以外にも、あらゆる局面で、だしを取り、使っています。

だから、無添加で、美味だとご評価いただけるのです。

そして、だから、よそ様のキムチと比べて、かなり「お高い」面もあることを、どうぞご了解ください。