果実系のタレも出来ました
この写真は、最新のヤンニョムジャン(タレ)の、「果実ヤンニョム」です。
りんご、レモン(国産)、レーズン、イチジク(トルコ)を使い、砂糖を一切使わずに、その上で、唐辛子、にんにく、しょうが、といったキムチ系素材を配合しました。
果実の華やかな香りが際立ち、ほのかな甘みと優しい風味が、素材の味を引き立てます。
たとえばこれをきゅうりや大根の塩漬けに絡めると、まさに、「フルーツキムチ」の趣。
いつものキムチとは、また違った世界が広がります。
ヤンニョムジャンとはキムチのタレのこと
ヤンニョムジャンは、漢字で書けば、「薬念醤」、となります。味付けのタレ、という意味ですね。
キムチというものは、素材にヤンニョムジャンを絡めることでできます。
普通、キムチ屋にはそれぞれひとつのヤンニョムジャンがあり、それをあらゆる素材に使っては、キムチのバリエーションをつけます。
たとえば、白菜のキムチも他の野菜のキムチも、全部一つのヤンニョムジャンです。
ですが、私は、すべて自己流でやってきましたので、そういう「常識」は無視してきました。
当初韓国の方にキムチの基本的なことは教えては頂きましたが、全部自己流で変化させて来たのです。
また、野菜系がほとんどの韓国流のキムチとは違い、魚介や肉系にも手を伸ばしてきました。
多くの他社さんがそれを一時的に真似をされたようですが、どこも続いてはいないようです。続かない理由は、素材によって違うヤンニョムジャンを開発できなかったからだと思います。
やがちゃんキムチは、タレ屋です
当店で作っているヤンニョムジャンは、基本的な種類だけでも5.6種類。
ヤンニョムジャンとは、キムチ系のタレ
キムチ系とは、唐辛子、にんにく、しょうが、の「三種の神器」が使われているものです。
たとえば、白菜キムチは、素材である白菜を塩漬けし、それに「和風だし」を使った「マイルドヤンニョムジャン」を塗って作ります。
タラバガニケジャンは、生のタラバガニという素材を捌いて、それに「スーパーヤンニョムジャン」を絡めます。
それぞれ、別のタレを作って使うのです。
そのタレ類は、もちろん自社製造100%です。出来合いのものは一切使いません。もちろん、添加物も使いません。
つまりは、やがちゃんキムチは、キムチ屋であると同時に、「タレ屋」なのです。
キムチ系で無いタレ
キムチ系ではないタレは、コチジャン、醤油だれ、ゴマペースト、オリーブ七味、キムチドレッシング、和風だし、塩麹、などがあります。
それぞれ、それだけでも美味しいし、いろいろな素材でバリエーションを楽しめます。和食にも洋食にも使えます。
もちろん、これも全部自社製造。出来合いのものは一切使いません。全部のタレは、素材を一から加工して作ります。
繰り返しますが、やがちゃんキムチは、キムチ屋であり、タレ屋なのです。