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水の味が分かりますか?
恥ずかしい話ですが、私は長い間、「水の味」が分からないでいました。
数十年間東京下町に住んでいましたが、生まれ故郷の長野県の親戚が訪ねてくると必ず言われることが、「東京の水は、臭くて飲めない」でした。
私が生まれた山奥の実家には、裏山からパイプが敷いてあり、そこから常に冷たい清水が流れているのですが、4歳の時までしか住んでいなかったので、味の記憶がありません。
私にとって水と言えば、東京の水道水のことでした。
長い間、水とはそういうものだ、と思って飲んできました。
東京の水がカルキ臭くてまずいと感じるようになったのは、30代を過ぎて、キムチの無添加製造にこだわり始めてからのことなのです。
アミノ酸の化学調味料を廃し、すべて天然の食材から味を作るようにしてから、水に対する味覚も敏感になって来たようで、「雑味」「薬臭さ」「化学的な味」というようなものに敏感になって来た気がします。
ミネラルウォーターにもいろいろあって、それぞれに「味」がありますね。
イオン分解をしただけの水、天然の水、硬水、軟水、湯冷まし・・・・それそれに違う風味です。
本当に美味しい水の味が分かれば、食べ物全体の「味」に関しても正しい評価が下せるようになるはずです。
まずは、水から比べてみませんか?
by やがちゃん of やがちゃんキムチ