流山市内のお酒屋さんの店頭に、この大きな樽が展示してありました。
みりん用の一斗樽です。
「あっぱれみりん」は、みりんの代名詞として、江戸期から昭和初期まで、その名声を恣(ほしいまま)にしたとか。
当時のみりんは、今のように調味用ではなく、純粋な「飲用」だったそうです。
みりんの材料や製品を江戸に運ぶ為に水運が発達しました。
今も、「運河」という名の駅が残っているほどです。
この地は、同時に「醤油」の大産地でもありました。
今でも流山市とお隣の野田市には、キッコーマン醤油の工場があります。
キッコーマンは、醤油のほかにも、みりんの「万上」というブランドも持っています。
万上みりんも、天晴みりんのように、陶器樽で運ばれたのでしょう。
この樽の質感。相当なものです
豊かな時代の産物といえるでしょう。
やがちゃんキムチは、味で勝負のキムチですから、器にはこだわりません。
それでも、新作の「黄金律キムチ 海の幸 山の幸」には、専用容器とカット用はさみがついています。