韓国でのチャンジャの代表的な産地は、北朝鮮国境近くの、「ヤンヤン」や、
「コジン」といった海沿いの町です。
この辺りには、韓国船のチャンジャ(すけそうだら)や、ロシア産のチャンジャ、
北朝鮮産のものなどが入り乱れ、それを利用して、チャンジャや明太子、
干しタラなどに加工する工場が多く建っています。
そこまでソウルから行くのに、車で山を越えて約5-6時間。
私とキムスンキは、ただひたすら、その町を目指してオンボロ車を走らせました。
ようやくコジンの町の工場に着いたのは、もう夜更けの時間。
それでも工場には灯りがついていて、呼ぶと工場長らしき人が出てきました。
「チャンジャをみせてください」
と頼むと、
「そんなもの、今時無いよ。全部ソウルの市場に売ってしまった」
とのこと。
幾つも工場を当たりましたが、皆同じ答えです。
なんと、せっかくその町に着いたのに、肝心のチャンジャは出発地の
ソウルにあると言うのです。
私とキムスンキは、やむを得ず、またソウルに戻ることに致しました。
とんぼ返りの都合12時間・・・・。
初めて見る韓国の地方都市の見学も出来ずに、ひたすらチャンジャを
捜し求めました。
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