駅弁、好きですか?
先週大阪に用事があり、始発の新幹線で行ってきましたが、朝6時前から混んでいた東京駅内のお店がここ。駅弁専門店です。
全国のありとあらゆる駅弁が百種以上。みなさん、どんどん手にとって、レジに並んでいました。
朝4時に起きて出発した私も空腹でしたので、さっそく「越後の豚鶏弁当」を手にとって並びましたが、少し気になって裏面の表示を見てびっくり!
うわーー。添加物オンパレード!
では浜名湖のうなぎ弁当にしようとしてそのラベルを見ると、やはり同様。
それはそうですね。
全国各地で作られたお弁当を朝一でこの東京駅で売るとしたら、このような添加物を入れざるを得ないんでしょう。
それに、お値段も高い!
一番安くて1000円くらい。うなぎなど高いものは2000円程度します。
しかも・・・今の駅弁は、「冷たい」ですよね。
昔、急行列車が駅に止まると、駅弁の売り子さんが、作りたての温かなお弁当を抱えて、ホームで売っていたものです。慌ててホームに出て、それにお茶をセットで買って、電車が出るまでに席に戻る・・・そんな経験があるのは、おそらく50代以上の人たちでしょう。
それが駅弁だったのです。
ご当地、作りたて、ホームで販売、温かい・・そして、お茶!
名画「遥かなる山の呼び声」の中のラストシーンで、高倉健扮する主人公が網走に搬送される途中で、刑事さんが駅弁とお茶を買うシーンが印象的です。
この当時は、熱いお茶をその場で入れてくれたのですね。
お値段も、それほど高くはなかった気がします。添加物については分かりませんが、すぐにその場で食べるものですから、今ほど使っていなかったことは間違いがないと思います。
結局この朝私が選んだのは、この店頭で職人さんが握って売っていた「おにぎり」。
これなら無添加でしょう。
始発のガラガラの指定席に座り、それほど温かくなかったけど、鮭おにぎりと昆布おにぎりを缶ビールで流し込むうちに、新横浜駅に着いて、隣の席にも乗客が座りました。
美味しくもなかったですが、まずは空腹は満たされました。