だから食べ物屋は面白い

今日はたまたま息子の誕生日だったので、近所の居酒屋でお祝いがてら一緒に食事をしてきました。

鳥専門のチェーン店でしたが、チェーン店というものは、宿命を抱えています。
それは、

●全店で同じものを同じように提供しなければならない

ということです。何故なら、そうしなければチェーン店を展開する意味が無いからです。同じものを同じように提供すれば、無駄が無くなりコストが下がります。コストが下がれば、メニューの価格も下げられます。そうすれば、お客様が喜びます。ますますお店は繁盛します。

・・・という展開は、すべてがうまく回転できればの話で、実はそれほど甘くはありません。

たとえば、ラーメンチェーン。何百店も展開しているラーメンチェーンはいくつもありますが、果たして、そのラーメンが本当にお客様に「味の感動」を与えているでしょうか。100%イエスとはとても言えませんね。たかがラーメン、されどラーメンで、何十年も続いてそれなりの評価が定着しているチェーンならまだしも、いろいろ奇をてらったやり方だけで伸びてきた新興チェーンは、まだまだ「感動」の底が浅いのです。

感動とは、その商品の品質そのもの(食べ物で言えば「味」)、それを提供する態度、そこに至った理由(経営哲学)、等々のすべての要素が絡まったものに対して生まれてくるものです。

100点満点の感動を与えられている食のお店など、この世にひとつもありません。みな努力して、100点に近づこうとしているだけです。だからこそ、食べ物商売は面白いし、食べ物やさんに行くことが楽しいのですね。

今日の鳥料理はいまひとつ、ふたつ。

それでもなかなか会話も弾み、いい誕生日祝いが出来ました。よかったです。

さて、明日6日は、やがちゃんキムチ春の桜祭り、大おまけセールの最終日です。

反響は大きく、毎日遅くまでキムチを作り、お届けする毎日です。

少しでも感動を覚えていただけるように、いくら忙しくても、力を抜かずに作っております。
これだけは、本当のことです。

どうぞ、おまけセール、ご利用くださいね。

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