「鉄腕ダッシュ」という番組を良く見ています
本日のテーマは、「銚子の春キャベツ」でした。
今が盛りの、日本一のキャベツの産地。
この時期出回る柔らかな春キャベツの味わいは抜群。
柔らかな肉質とフレッシュな香りとマイルドな甘みが、たまりません。
生でも美味しいですが、サッと湯がくと、甘みが増します。
番組では、春キャベツとトマトを煮て、味付けして食べるレシピを紹介していました。
地元の方々から聞いたレシピなのでしょう。
そのレシピ・・・塩とかソースとかいろいろありましたが、最後に「調味料」とありました。
ここでいう調味料とは、間違いなく、「化学調味料」のことでしょう。
せっかくの春のキャベツ。トキオのメンバーがその料理を食べて、「おお、旨みがある!」というようなことを言っていましたが、その「旨み」が、化学調味料の旨みを含んでいるのは、間違いないですね。無念な結果です。
なぜ、そんな余計なことをするのでしょう
春のキャベツをゆでて食べてみて、それで、それ以上の美味しさが必要ありますか?
ある、と言うのであれば、その人は本当の美味しさの意味を知らないということになります。
はっきりと書いておきます
●一部の料理人は、化学調味料が「旨みの補填」に役に立つと思っていますが、それは大きな間違いです。化学調味料の味は、それを一粒でも入れてしまえば、本来の素材の味の補填など出来ようが無く、逆に素材の美味しさを殺してしまうのです。
●どんなに丁寧に下ごしらえした料理であっても、化学調味料をかけるだけで、すべて同じ味に染まってしまいます。化学的に調合された味にです。
●いやしくも料理人であるのなら、化学調味料を使うことは「恥」であると、強烈に自覚するべきです。
トキオのメンバーが「美味しい」と感じたのは、その化学調味料の味であった・・・のでしょう。
番組の意味も無くなり、農家の方々が懸命に育てたキャベツの価値を覆い隠すことになってしまう。
大変残念なことです。
化学調味料は素材の味を殺す・・・・心に刻んでおきましょう。