この写真、やがちゃんキムチの「カラスガレイの縁側キムチ」です。
そう、「カレイのエンガワ」です。よく、回転寿司の人気メニューに使われますね。
「カレイのエンガワ」というと、「なんだ、ヒラメのエンガワの代用品じゃないか」という人もいます。もともと高級魚のヒラメから、エンガワは4切れしか取れません。それはマグロの大トロ並みの値段になります。カレイと比べたら、はるかに高価です。
でも、カレイだからといって、馬鹿にはできません。私個人の好みからいうと、カレイの方がかみ締めたときに染み出るエキスが豊かで、美味しく感じます。
つまり、「代用品」の方が、美味しいのです。
同様に、「代用品」のほうが、「本物」よりも美味しい場合があるという例は多いです。
たとえば・・・「とこぶし」。あわびより私は好きです。柔らかで、味に深みがあります。
「アナゴ」もある意味、「うなぎ」の代用品かもしれません。寿司にしたら、アナゴのほうがはるかに上ですよね。
ホッピーという飲み物も、ビールの代用品として、下町の居酒屋で広まった飲み物ですが、最近は若い女性がビールよりホッピーを好んで飲む光景をよく目にします。焼き鳥との相性は抜群です。
こうしたものはもはや、「代用品」と呼ぶことすら、おかしいのです。
食に「権威主義」は似合いません。普通の人が、普通に食べられるものの中に、驚くほどの美味があることが多いのは事実なのです。
カレイのエンガワキムチ、やがちゃんキムチでは、マニアさんの多い商品です。