戦国時代。
手賀沼を挟み、今の我孫子側の千葉氏が、柏側の箕輪城を攻め落とそうとしていた。
千葉方の使者、若武者の新之丈が湖を渡り、箕輪城に降伏の勧告をしに行った時、その城主が、あまりに若く可憐な乙女であることを知る。
城主は日女若(ひめわか)と言った。
降伏勧告はもちろん撥ね付けられ、新之丈が戻ってからついに湖上で戦いが始まる。
圧倒的多勢の千葉方の優勢となり、今にも箕輪城が陥落する寸前に、一人の千葉方の武者が寝返った。
それを機に千葉方は総崩れとなり、箕輪城は守られた。
しかし、その寝返った若武者、新之丈の負った傷は深く、日女若の抱かれながら息を引き取ったのであった・・・・・
これが、有名な「手賀沼の日女若伝説」。
箕輪城の跡には、今、真新しい病院が建っています。
日女若姫は、この白鳥のように美しい城主であったのでしょう。
冬の晴れた休日。
手賀沼でボートを漕ぎながら、過ぎ去りし日の思い出に浸りました。
by やがちゃん of やがちゃんキムチ