東漸寺の山門を吹き抜ける朝の風に、陽の光が差し込みました。
光る風。
「光る風」といえば、山上たつひこ氏の、社会派漫画の名作でした。
高校時代夢中で読みましたが、圧力がかかり中断されてしまいましたね。
その後大学時代に、電車の中で、漫画を読んで大笑いする若者が増えました。
週刊少年チャンピョンの発売日には、特にそうでした。
理由は、「がきデカ」。
こまわり君扮する少年警察官が巻き起こすドタバタコメディでしたが、これがあの「光る風」と同じ作者が書いたことも話題になりました。
しかし、「がきデカ」のすごいところは、場面場面の時間の移り変わりを縦横無尽に組み立てたこと。
この手法は、やがて、小山ゆうの「がんばれ元気」に受け継がれ、その後の日本コミックの質の高さの基礎となります・・・・・
というのが私の漫画歴史観ですが、いかがでしょうかね。
by やがちゃんof やがちゃんキムチ