今井美奈さんという陶芸家さんのこちらのブログ「はんなりモダン女の宙ごと~器の世界~」
でもご紹介されていますが、若林幸男さんという、江戸切子の作家さんがいらっしゃいます。
83歳。
この若林さんと、群馬のとある催事場で出会いました。
ご自身の江戸切子の展示をされていたのです。
その美しさに、一瞬で心を奪われてしまいました。
じっと見ている私に、若林さん、「どんどん触っていいんですよ」 「質問をどんどんしてください」
「こういうものは、実際に食器として使ってこそ、価値が出るものなんですよ」
と、やさしく語りかけてくれました。
華やかな色彩のグラスは、一個4~5万円で売られていました。
思わず、なけなしのお金をはたいて買おうとしましたが、寸前で思いとどまりました。
でも、帰宅してからも、あの輝きは、なお記憶の中で光り続けています。
あのような美しい江戸切子の作品、今まで見たことがありません。
次にどこかで再会したら、今度は迷わずに買おうと思います。
若林さん、いつまでもお元気で!