「白熱ライブ ビビット・カトシゲのお取り寄せハウス」で誉められました

今月の初め、TBSの人気ワイドショー番組「白熱ライブ ビビット」の担当の方から突然電話がありました。

「今度、唐揚げのお取り寄せの特集をやるんですが、よかったら貴店のキム唐を送ってもらえませんか。食べてみたいので」ということでした。半信半疑で聞きましたが、御代もいただけるということでしたので、お送りしました。

その3日後。またお電話をいただきました。

「おいしいですねー! びっくりしました。 それで、お店に取材にいっていいですか?」と。

よくよく聞くと、ジャニーズの人気グループ、「NEWS」の加藤シゲアキさんが司会の人気のコーナーで、毎週テーマ商品を数品紹介するとのこと。

テレビでうちの商品を紹介してもらうのは、初めてではありません。ただ、わざわざ来店取材を受けるというのは、初めてです。これはえらいことだと、大焦りで、取材当日を迎えました。

取材の日は、担当ディレクターさんがお一人で、ビデオカメラを提げて見えました。

聞くと、数々の人気番組を担当されてきたという方でしたが、非常に気さくな方で、こちらは普通に仕事をしながら、それを邪魔にならないように要所要所を撮影し、質問される、という形でした。都合3時間ほどの取材でした。

揚げたての唐揚げや作りたてのマーボ丼をお昼に食べていただきましたが、「うまい、うまい!」を連発されていました。

その数日後、再び局から電話があり、「スタジオで当日出演者にたべてもらうので、また送ってください!」と。 え!? まさか!? あの国分太一さんや真矢ミキさんが召し上がる? ヒョエー!

・・・ということで、時間は過ぎ、放送当日。

店にはテレビがありません。パートさんの持っているスマホでワンセグ放送が映るのですが、画面も音量も小さく、また、電波もよく切れて、あまり内容がわかりません。

すると・・・突然電話が鳴り止まなくなりました。次から次へと、「テレビを見た」というお客様からの電話注文です。

そして、ネットでもすごい勢いで受注が入りだしました。

番組が終わっても、それは続きました。お店に唐揚げを買いに来られる方も続きました。

 

あれよあれよという感じで、何とか一日を終え帰宅し、録画しておいたその番組の場面を見ました。

・・・・すごい。驚きました。

カトシゲ君は、「何これ! ウマシゲ!」と、目をまん丸にして驚いてくれ、国分太一君も、「うまい!うまい! これでビール10杯は飲める!」と興奮気味。真矢ミキさんも、「美味しい~~、柔らか~~!」と感嘆してくださっていたのです。

 

というわけで、ただいま、降って沸いたようなご注文の嵐を処理している最中ですが、ここでお伝えしたいこと。

●いくら忙しくても、商品つくりに手抜きはいたしません。いつも通りにじっくりと真面目にお作りいたします。

●従来からのお客様には、ご迷惑を極力かけないようにします。どうぞ、いつも通りに普通にご注文ください!

やがちゃんキムチが一番嬉しいのは、有名になったり、売り上げが何倍にもなったりすることではありません。

一番嬉しいのは、お客様から、

「美味しかったよ! いつまでもがんばってね!」というお言葉をいただくことです。

幸い、体は丈夫です。あと10年20年は、平気で仕事が出来ます。

そして、お客様からの「美味しかった」という笑顔の言葉を聞いて、頑張っていきたいと思います。

いつもまことにありがとうございます!

 

震災から6年で思うこと

昨日、3月11日でした。あの震災から6年です。

震災を機に、変わったこと

考えてみれば、あの地震の前と後で、うちのキムチ屋としての仕事の質が一変したように思えます。
表面的には、同じようにキムチを作り続け、売り続けているだけですが、その商売の基本に、「何かの、誰かのために」という視線が入ってきた、ということだと思います。

無添加で作り続けるのは、震災前は、「無添加で作るのは、売れるポイントになるから」という考えでした。これは正直に、そうでした。商売人として、それ以上は考えていなかったというのが、正直なところです。

ですが震災後の今は、「無添加で作るのは、召し上がるお客様の心と体の健康にいいはずだから」と、真剣に思っています。

こういう風に考え方の方向が変わったきっかけが、あの震災であったと思うわけです。

社会のため、などという大仰なことは申しませんが、それが結局それにつながるのであれば、嬉しいことです。

支援活動をするうちに、気がついたこと

震災被災者さんへの支援は、当店はあまり大したことができませんでした。

身内に福島のものが多数おり、そちらは訪ねたり連絡を取ったりしておりましたが、結局それより北の東北にはまだ行っていません。

それでも、微力ながら売り上げの10%を数ヶ月間義捐金として送ったり、福島からの被災者の方が集まる千葉県内の施設にキムチをお送りしたりした経験の中で、感じたことがあります。

それは、まず何よりもこの世で大切なのは、「人に寄り添う心」である、ということでした。

表現は難しいのですが、とにかく、「金額や数字」から出発するのではなく、「心」から出発しないと、行動は意味を成さないのではないか、と思えてきたのです。

お客様の方向を向く

人と人の関わりは、数字では解決できないものがある。それは今も強く思うことです。

商売は、決してゲームではありません。命の通った、人と人との交わりが商売です。

うちの作るキムチを召し上がる方には、命があり、ご家族があり、毎日の生活があります。

ですから、その生きたお客様にお出しする商品に、嘘はつけません。

結果として売り上げや利益が上がっても、もともとの「思い」に歪んだ間違いがあれば、それは褒められることではない。嘘をつかずに、零細であっても、時に無駄かもしれないことであっても、「思い」を強く保って、仕事をしていく。

そして、3月11日が来るたびに、この思いを新たにする。

そうして行きたいです。

これからも、お客様の方を向き、「思い」から出発した仕事をしていこうと思います。

なぜ「無添加」か

「キムチ 無添加」でも、「無添加キムチ」でも、「キムチ無添加通販」でも、とにかく、検索してみてください。
一番上に来るのが、間違いなく、当店「やがちゃんキムチ」のサイトです。これはもう、10年以上そうなのです。

表現上のテクニックではありません。

どの商品もすべて合成添加物無添加で作っているので、その表現がサイト上に満ち満ちています。だから検索エンジンも、当店を長年に渡って圧倒的に最上位に表示するのだと思います。

それだけ、「無添加」を徹底している当店ですが、では、肝心の「無添加の理由」は何でしょうか。

無添加で作る理由です。根本的な理由はただひとつ。

★添加物を入れる必要がないから

です。

なぜ入れる必要がないのか。

●天然素材を驚異的な濃度で使用しているので、素材が濃密に交じり合い、保存性が高くなっています。同時に、粘度も高いのです。ですから、「保存料」「増粘材」「PH調整剤」などを使う必要がありません

●天然の素材の色は、自然で輝いています。ですから、「着色料」などを入れる必要がありません。

●和洋中華の食材の研究を進め、旨みをいかに効果的に築いていくかを徹底的に学んできました。ですから、化学調味料などの「アミノ酸」などを使う必要がまったくありません。

以上です。

逆に言えば、添加物を使う商品というものは、「使う必要があるから」使うのです。

保存料や増粘材を使うという行為は、素材が薄いから、そうせざるを得ないのです。希薄なものに形を与えるために、また、希薄なものに保存性を与えるために、本来の食品とはまったく関係のない添加物を加えるわけです。

着色料を使うという行為も、基本的に同じです。本来の素材を使わないか、微量しか使わないために、色が出ません。だから、人工的に色をつけざるを得ないのです。

そして、「アミノ酸調味料」(化学調味料)を使うという行為は、最も根本的な欠陥につながります。その使用は、「味に自信がないから」行われるのです。これは、味作りの技術の不足の証明でもあ化学調味料の使用は、職人として、恥じざるを得ない行為だと思います。

さて、ここでひとつ、補足意見です

だめなものを探すのも大事だが、それ以前にいいものを選ぶ重要性に気がつくこと

「無添加」にこだわるお客様は一定数おられます。それは当店にもありがたいことです。
ただ、「何が何でも無添加のものしか食べない」という考え方だけでは、ある面、「窮屈」ではないかな、とも思います。

この物質は食べてはだめだ、あれもだめだ、あれも絶対にだめ・・・などと、過度に神経質になることよりも、逆の方向の考え方で、「本当に美味しいものは無添加である」という事実にまず気がつくべきです。

天然の素材の味に勝る美味しさは、この世にないということが体でわかれば、あとは単純に、「本当に美味しいものだけを食べる」ことを意識していけばいいのです。

そうすれば、自然と無添加のものを多用することになります。