海に囲まれた朝鮮半島では、豊富な魚介類が獲れます。
この魚介類を日持ちさせるために「塩辛」にして、それを野菜に挟んで食べる・・。唐辛子が伝わるまでのキムチとは、そんな姿だったと思われます。
16世紀、日本から豊臣秀吉の朝鮮出兵があったり、ヨーロッパの国々が交易に来たりした時代に、唐辛子も伝来します。今までの「唐辛子のない白いチムチェ」に唐辛子を加えてみたら、辛味と旨味も加わって、一気に美味しくなったことでしょう。これが今の姿のキムチへの転換点だったと言われています。
低カロリーの魚介類を豊富に使う・・・・まずはこれがキムチの出発点です。