竹富島で起きたこと(その1)

私が竹富を初めて訪れたのが、昨年の10月の下旬でした。

旧店舗から新店舗への移転の狭間で時間が出来たので、思い切って5日間の一人旅を実行しました。初めてのことです。

成田から4時間で直行で石垣島へ。竹富へは、石垣島からフェリーで15分。30分に1本出ています。
離島観光の拠点石垣島からは、竹富以外にも、小浜島、西表島、黒島などにも気軽に行くことが出来ます。

周囲20キロの竹富島の人口はわずか300人あまり。
主要産業は観光です。
大型ホテルが数軒。
そして、民宿が13軒だけ。
私が泊まったのは、そのうちの一軒、「大浜荘」です。ご主人は、大浜勝さん。私と同じ歳の63歳。

5日間の私の旅の目的は、

「のんびりすること」

です。

創業以来、5日はおろか、2連休を取ることも殆どなかった数十年でしたが、久々の新店舗出店を控えて、英気を養うために作った時間でした。

特に何をしようという旅ではありませんでした。
ただ、そこで「時を過ごす」。それだけが目的でした。

竹富の集落には、サンゴ礁を積み上げた家壁が続いています。ただ積んであるだけですが、台風の風でも飛ばされずに家を守ってくれるそうです。
ハイビスカスはブーゲンビリアの花は、一年中咲いています。

宿で自転車を借りて、海まで行って、ただ時間を過ごします。

透き通る海。遠浅の海なので、サンゴが海藻が綺麗です。小魚も見えます。

島の西には古い桟橋があり、ちょっとした観光スポットになっています。

向かいの小浜島や西表島まで農作業に出かけるための船が出る場所だったそうです。

夕日が沈むときには、幻想的な光景が見られます。

 

泊まった大浜荘は、竹富の民宿がみなそうであるように、古い作りです。

部屋に入ると迎えてくれたのは、大クモでした。

このクモは、人には害を与えないそうで、ゴキブリなどの害虫を食べてくれるそうなので、5日間一緒に暮らしました。姿が見えないと、寂しくなったほどです。

島には石垣牛がたくさん飼われています。

水牛車観光が有名ですが、この水牛たちも、集落のはずれに放牧されていました。

ちょうど年に一度の収穫祭の準備の時期で、夜になると公民館で練習が行われていました。

そういうところで、本当にのんびりと5日間を過ごしたわけですが、泊まった大浜荘には、ご主人の勝さんのほかに、お手伝いの若い男女がいました。

神戸から移住してきた、30代中盤のお二人です。

毎晩夕食後、同宿のお客さんやこの二人と、宿の軒先で焼酎を飲みながら語り合いました。実はこの時間が、竹富で一番楽しい時間だったのですが、この若い二人が、私の竹富最後の晩に、「やがちゃん、聞いてほしいことがあるんや」と言ってきたのです。

真面目な顔でした。

何事かと思いました。

最後の夜です。

それは、こういった話でした。

続きは、次のブログに書きますね。

(続く)