キムチは「お金儲けの道具」ではなく、「哲学のある作品」です

やがちゃんキムチは、無添加のキムチを作り、実店舗とネット通販で売るキムチ屋です。

商売ですから、たくさん売れたほうがいいに決まっています。

そのための勉強もかなり積んで来ました。
(実際、そういうネット通販の勉強会も主宰しています)

ですが、実際には、広告宣伝にお金はまったく使っていませんし、SEOという、ネット検索で上位に表示されるような手法の実践もほとんど行っていません。

なぜか・・?

理由は単純に、二つだけです。

1)実質一人で運営しているので、忙しくてそこまで手が回らない。

2)たくさん売ることがいいことだと、実は思っていない。

以上です。

やがちゃんキムチが関心を持つのは、

たくさん売ったり利益を上げたりすることではなく、自分で作るさまざまの形のキムチという「作品」を、お客様に喜んでいただけるか否か、その一点なのです。

その結果としてたくさん売れて儲かるなら、それはそれでもちろん嬉しいです。

ただ、品質を落として原価を下げたり、添加物を入れたりすることは、絶対にいたしません。

それを行う時は、やがちゃんキムチが無くなるときです。

無添加を貫くということは、こういう覚悟がなくてはできないことだと思います。

あらゆる誘惑が、食品製造にはつきまといます。「こんな高価な食材を入れなくても、味は大して変わらない」とか、「少しくらい化学調味料を使ったってわかるはずがない・・・」とか。

その誘惑を敢然と断つには、キムチ屋の目的を「売り上げや利益」に置いてはいけないということです。

まず、哲学を。それがない会社や人が食品を作るから、間違いが起こるのだと思います。

takoch