真綿色したシクラメンほど
清しいものはない
出会いのときの君のようです
と歌ったのは、小椋桂。
私の高校の先輩です。
小椋さん、大学受験に失敗して絶望し、山中湖まで一人で行き、湖畔で波の音を聞き、
潮騒の浜の岩陰に立って
潮騒の砂に涙を捨てて
思い切り呼んでみたい
果てしない海へ
消えた僕の若い力 呼んでみたい
という曲を作りました。
デビュー曲、「しおさいの歌」です。
18歳の青年の作る詩として、なんと秀逸なことでしょうか。
シクラメンの色を「真綿色」とする感性にも驚きます。
感性といえば、キムチ屋にもあります。
感性を満開にして作ったつもりのこの作品。
3ヶ月以上にんにくをつけた醤油だれをベースにした、創作キムチです。