高級手作りコンピューター

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半導体どころか、トランジスタも真空管も無い時代に、すでにあったコンピューター。

(上の写真)

堅牢なボディ、精密な螺子とバネの組み合わせ、重厚な操作感。

 

サラリーマンの月給5か月分でようやく買えた計算機だそうです。

 

それだけ高いということは、その製造販売に携わる多くの人が、これ一台で潤ったということにもなりますよね。

今のパソコンが束になってかかっても適わない、存在価値があるわけです。

 

下の写真は、「ガリ版」と呼ばれた手書きの板で作った原稿を、ローラーで擦って印刷する、「謄写版」です。

カリカリと原紙を削り、手作業で複写する、懐かしい印刷機ですね。これだって、月給の半分くらい出さなければ買えませんでした。

まだコピー機の出回らない昭和40年代まで、学生はこれにお世話になりました。
私も高校時代、これで同人雑誌を印刷した思い出があります。

 

物の価値は、その機能だけで決まるわけでも無いし、需給のバランスだけでも決まりません。

それを使う人々の思いの、重さ、深さ。

形にならない、人々の「手」や「心」の思い出の数だけ、価値が高まるのです。

 

やがちゃんの思い出がたっぷり詰まった、「キムチカレー
この辛さを味わうたびに、涙が出ます。
ただ辛いから、ではありません。

 

辛い=からい・・・・・つらい・・・・・・とも読めます。